OpenAI API悪用、バックドアが数か月間情報窃取
概要
Microsoft DARTの調査により、OpenAI Assistants APIを悪用した新型バックドア「SesameOp」がスパイ活動に利用されていたことが判明しました。脅威アクターは数ヶ月間システムに潜伏し、内部ウェブシェル経由でコマンドを実行していました。このSesameOpマルウェアは、OpenAI APIを隠れたコマンド&コントロール(C2)チャネルとして悪用。API経由で暗号化コマンドを受け取り実行後、暗号化された結果を同じチャネルで送信。通信後には、作成・使用したアシスタントやメッセージを削除し、痕跡を消去していました。本事例は、AIサービスが従来のセキュリティ対策では見逃されやすい新たなC2チャネルとなり得ること、API通信の異常検知と監視の重要性を示唆しています。
分類・事実
- 発生種別
- 事故
- AI関与度
- AI が主要因
- 主分類
- security_abuse
- 初公表日
- 2025-07-01
教訓
AIサービスは、新たなC2チャネルとして悪用されるリスクが高い。通常のネットワーク監視では見逃されやすいAPI通信の異常を検知するため、AIサービス利用システムではAPIログの厳格な監視と利用状況の異常検知が不可欠。アクセスポリシーの強化も重要。
出典(引用元)
データ提供: MITRE ATLAS