AIエージェントCursor、プロンプト注入で資格情報窃取
概要
Backslash Security Research Teamは、AIツールCursorに対し、Model Context Protocol (MCP) サーバーを悪用した間接的なプロンプトインジェクション攻撃を実証しました。ユーザーがCursorにMCPツールを用いて特定のウェブサイトをスクレイピングするよう指示すると、そのサイトのタイトルタグに隠された悪意のあるプロンプトがCursorのコンテキストに注入されます。このプロンプトは、Cursorがシェルコマンドを実行し、被害者のAIエージェント設定ファイル(認証情報を含む)を外部サーバーに窃取するよう指示するものです。窃取された認証情報は、金銭的損害や機密情報漏洩につながる可能性があります。この攻撃では、悪意のあるシェルコマンドはBase64エンコードによって隠蔽されていました。ただし、Cursorはシェルコマンド実行前にユーザーに確認を促す機能を備えており、これが攻撃の軽減に役立つ可能性が指摘されています。
分類・事実
- 発生種別
- 事故
- AI関与度
- AI が主要因
- 主分類
- security_abuse
- 初公表日
- 2025-06-24
教訓
AIツールが外部サービスやプロトコル(MCPなど)と連携する際は、取り込むデータの信頼性を厳しく検証し、悪意のあるプロンプト注入によるコンテキスト汚染を防ぐ必要があります。特に、AIがシステムコマンド実行などの高リスクな操作を行う前には、ユーザーに対して実行内容を明確に提示し、同意を求める仕組みが不可欠です。悪意のある指示が難読化される可能性も考慮し、より堅牢なセキュリティ対策とユーザーへの注意喚起が求められます。
出典(引用元)
データ提供: MITRE ATLAS